石動のブログ

アニメやら特撮やら映画やらの感想を書きます。

今見てるアニメやら特撮やらの感想

 今年はやたら自分の見たいアニメが放映していて、録画容量がアニメでパンパンになって家族に怒られるという現象が何回も起きました。災難でした。

 
 …どうでもいいですね。すみません。それでは早速、行ってみたいと思います。
 
 

とある魔術の禁書目録III

とある魔術の禁書目録(14) (電撃文庫)

 今期で一番楽しみにしていたアニメ。2クールで原作の22巻(予告映像からの推定)までやると知ったときは詰め込み気味になってしまうのではないかと心配していたけど、案の定そうなってしまった。特に暗部編は初見の人は混乱したのではなかろうか。しかし、禁書信者としてはあの神作品がアニメ化するってだけでもう最高だし、なんだかんだで楽しんでみてる。特に6話の一方さんVSていとくんは作画の良さも相まってめっちゃ興奮した。普段の作画はアレだけど、力入れるべきところをちゃんとしてくれてるのは嬉しい。
 

イナズマイレブン オリオンの刻印

第8話 イナズマジャパン最大の危機
 今年大復活を遂げたイナズマイレブンの新シーズンの第2章。相変わらず普通の世界大会をする気がないのはまあいいけど、全体的に完成度が低いなあ、という感じ。どれが飛び抜けて悪い訳でもないけど、必殺技も、キャラクター(好きなキャラはいるんだけども)も、ストーリーもなんかしっくり来ない。必殺技は特に致命的で、びっくりするほど迫力がない。新必殺技が出る度にその格好悪さに落胆する。あ、でも、鬼道さんが帝国にいた頃を思い出させる外道戦法で一星を痛めつける回は死ぬほど笑った。鬼道さんは普通に好きだけど、ネタキャラとしても完璧すぎる。
 

ポケットモンスター サン&ムーンアローラ!はじめての島、はじめてのポケモンたち!!

 旅廃止、作画の方向性の変化などで放送前は叩かれまくってたサン&ムーンだが、食わず嫌いをせずに見てみれば、普通に面白いアニメになっていた。他のシリーズでは基本的に「捨て回」であった日常回を基本的にメインキャラクターを中心にしたエピソードにする回数を増やして改善したり、パロネタを積極的に仕込んでギャグ回をカオスにしてみたり、作画または大人の事情で映画ではできない伝説ポケモンなどのストーリーを本編に持ってきたりと、作劇で行われた様々な試みが、上手く本編の面白さに繋がっているように思う。あと、日常回の方向性の変化によってキャラクターの掘り下げも多くなされていて、みんなとても魅力的。マオ可愛いよマオ。

ソードアート・オンライン アリシゼーション

第1話 アンダーワールド
 まさかの4クールやる疑惑と小説の完成度の低さから「さあ、どれだけ面白くできるかな」と腕まくりしながら毎週見ている。今のところどうかというと…うーん、微妙かなあ。作画レベルは超高いし、OPもかっこいいんだけど、シーンの取捨選択が個人的に納得できない。1番酷いのが第1話で、アンダーワールド内の話を色々カットして30分に収め、なぜかアニオリでGGOでの戦闘シーンが入っていた。そのときは「この後ずっと出てこない人とかいるし、そのためかな」と思ったが、原作の前半出番なし組もアニオリで登場し、理由が『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』の催促のため、としか思えないようになってしまった。他には、やたら登場人物が早口で間がないのも気になる。
 
 

パズドラ

TVアニメ「パズドラ」オリジナルサウンドトラック
 普通に面白い。本当に面白い。あの伝説のクソアニメ、『パズドラクロス』と同じ枠のアニメとは思えないほど面白い。ストーリーはコロコロ的王道をひた走る内容で、見てて非常に気持ちが良い。主人公のタイガが成長していく描写も少し雑だが、彼自身がよくあるお調子者的な性格ながら悪いことしたらちゃんと謝ったりするいい子なので、あんま気にならない。時々狂った内容のギャグ回をやるのも、スタッフの頭のネジが飛んでそうで好き。欠点はというと、OPとEDなどから滲み出ている低予算感だが(EDがたこ焼き焼いてる実写映像だけだった時の衝撃は半端じゃない)、この前、放送開始の半年後にしてOPとEDにまともな映像がついたので改善はされていってると思う。
 
 

東京喰種 Re

東京喰種トーキョーグール:re ~最終章~ Vol.4 [Blu-ray]
 これも自分が原作の信者だったため視聴。感想としては、「頑張って面白くしようとしてるのは感じる」、というところか。原作漫画10巻分を1クール(全12話)でやるという無理難題になんとか抗おうとしていてるのがひしひしと伝わってくる。序盤は詰め込みすぎのように感じたが(個人的にReベストバウトの金木VS有馬を超速で終わらせた時はブチ切れかけた)、終盤の『竜』戦に話数をかけるという判断は正しいと思うし、必要ないところをガンガン削っていくスタイルは好感が持てる。戦闘シーンが全体的に迫力不足だなあとも思うが、原作の戦闘の雰囲気をアニメで表現するのは難しいかなあ、とも。
 


SSSS.GRIDMAN

覚・醒
 間違いなく僕の見ている今期のアニメで最高の出来。BGMがほとんどないのと、声優さんの演技がリアル寄りなことで、独特の空気感が出ていてとてもいい。キャラクターもみんな魅力的で、特にヒロインの2人は別々の方向性の可愛さがある。やけにフランクな敵のアレクシスも好き。さらに戦闘シーンはいかにも着ぐるみっぽいデザインの怪獣、ロボとの合体など、特撮っぽさを意識した(原作が特撮だから当たり前なのだが)絵面が面白い。全体的な作画の水準も高いし、OPもめちゃくちゃいいので、本当に隙がないなあという印象。
 


ウルトラマンルーブ

ウルトラマンR/B Blu-ray BOX I
 リアタイでウルトラマンを視聴するのは久しぶりなのだが(ウルトラマンメビウス以来)、これがなかなか面白い。序盤のギャグ全開の展開は楽しかったし、戦闘シーンも面白いカメラワークが多くて、惚れ惚れして見ている。ギャグ全開とは言ったが、ちゃんと話の筋としても1本通していて、安心して見ることができる。1番のお気に入りである5話『さよならイカロス』は、ウルトラマン目線のカメラワークを駆使した空中戦、イサミとユウハちゃんの青春だー、なストーリーが僕の心に突き刺さった。しかし、中盤になって本題に入ってからの展開には度々疑問符が頭に浮かぶようになってしまって、最新話で突然「俺達はウルトラマンじゃない!」とか言い出したときは、それまでの積み重ねが足りなかったのでモヤモヤしかなかったなあ。ギャグシーンが少なくなったのも、ルーブ独自の要素がなくなってしまったような気がして残念。
 

仮面ライダージオウ

仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1
 平成ライダー20作品記念ということで、見る前のハードルはとても高かったと思うけど、それを軽々と越えてきてくれた。僕が感心したのはレジェンドの扱いで、バランスがとても良いと感じた。彼らを知らない子どもたちに配慮してか、全体的に出番は少なめなのだけど、その少ない出番でしっかりと存在感を発揮してくれる。特に鎧武編の鉱汰やエグゼイド編の永夢なんかは、それぞれのそれぞれの性格と設定(永夢の地味にクレイジーな感じ、鉱汰が神になったこと)が上手く生かされていて感動した。その上、レジェンドがあまりガッツリ絡んでこないおかげで、ソウゴ達が繰り広げる、『仮面ライダージオウ』としてのストーリーもちゃんとやれていて、上手く作用しているなあ、という感じ。タイムジャッカーとゲイツ達の関係がイマイチわからないのが欠点だけど、それを入れても、十二分に魅力的な作品だと思う。毎週が楽しみだ。
…とまあ、こんな具合です。感想のことになると口調が変わるのは仕様です、はい。どの作品にも少し文句は言ってますが、全部それなりに面白いなあ、と思って見てます。幸せです。